マンション関係裁判例集(第三十八歩)
工事瑕疵訴訟////////////////////////
3.■設置エアコンによる火災発生可能性訴訟 東京地判 平28年7月14日
概要
①マンションの居室を購入した原告が、エアコンの使用により火災発生の可能性がある(部屋が使えない)等不法行為に当たるとして、販売会社に損害賠償(約1422万円)を請求した
②棄却された
2.■ダンス教室の工事の瑕疵訴訟 東京地判 平27年12月25日
概要
①マンションの1階をスタジオ仕様に改装しダンス教室等を営んでいる原告が、工事を請負った被告に対し、工事に再施工を余儀なくされるほどの重大な瑕疵があったとして、契約解除に基づく原状回復請求等を求めた
②仕事の目的物に瑕疵があるとはいえないとして棄却された
(外部点検口からの漏水については、マンション管理組合が補修すべきと認定)
1.■音楽家の部屋に関する防音工事の瑕疵担保責任 東京地判 平27年7月9日
概要
①音楽家が、所有する1室の防音工事を行ったが、防音性能が著しく不十分である(目標遮音性能がD60~65に対し、D30~40程度)等として施工会社、代表者及び監理技師に対し、瑕疵担保責任として代金相当額、原状復旧工事費及び慰謝料を連帯して支払うよう求めた
②請求どおり認容した
以上