避難生活に役立つカトー折り(第十八歩)

■感謝に尽きる

あっという間に月日が過ぎていくが、やるべきことはまったく思うように進んでいない。これがどこにでも当てはまる気がする、いかがだろうか?

集中してやるときは、回りがみえないから同じ景色を見ている。時の変化を感じないからだろう。ところが旅行などでは新しい景色が目に飛び込み、感情が加わり、ゆっくり時間が過ぎているように感じる。

子どものころ、プラモデルをあっという間に組み立てて、充実感のある日々を思い出す。楽しいときは、同じ風景でも楽しいから問題ないが、同じ風景でもつまらなければ、退屈で辛いものだ。

さて、このマンションの修繕問題や住民感情の混ざる問題解決には時間がかかるものだ。だがコミュニケーションが楽しく、集まるのが楽しければ、いろんな発言やアイデアがたくさん出てきて、明るくなることはないだろうか。

コロナ禍から明けだしている昨今、そろそろ本当に楽しい企画を立てて、息抜きの企画、みんなでセミナー講習などの受講をしていった方がいい。

実はカトー折りの講習や出展で私は超いそがしくなっている。それは、感謝である。そう、喜んで楽しんでくださる笑顔を思い浮かべると、その忙しいんじゃなくて、本当に感謝に尽きる。マンション問題も、それが解決したときにどんなに喜ばれるか、そう感じながら取り組んでみたらどうだろうか?そうすれば解決の兆しを感じられ、進んだ気になれる。実はそういった空気づくりが大事だと思っている。

今月のカト―折りは、人に教えるのが簡単な箱の折り方です。折る位置でいろいろな箱、浅い箱、段ボールで折ることも出来ます。カトー折りで息抜きして、楽しいひとときをお過ごしください。(カトー折り 加藤 祐一)

以上