カトー折りの散歩道(第三十二歩)

■何もない朝は貴重だ
日曜の朝なのに、妻はまだ寝ています。平日はいつも市場の仕事で早朝の出勤なので、いろいろ疲れが出ているのだろうと思う。何もない朝は貴重だ。そうっとしておこう。月末になってこのコラムを書くには今は、絶好の時だ。
ちょっと青空が出ているのが見える北側の窓越しにパソコンがあって、青空を観ながら、書いている。これが私の書斎というか、好きな場所である。仕事もここでしているし、カトー折りの研究もここでやっている。
昨日は中央区の久松小学校で子どもとためす環境まつりがあった。20回目である。私もずいぶん長くこのまつりにはお世話になっている。カトー折りを育てたのもこういうイベント毎のテーマを決めて、出すので、それがずいぶん私の研究課題のときを提供してくれる。
そうそう、忙しいというけれど、夢中になって取り組めるものが自分の好きなこともあれば、それが自分の役割だと思って夢中になれるときがある。これってとても大事なことであると気づくのである。問題があることが問題ではなく、問題が発生したことが回答になっているという、ちょっと訳のわからない話だが、そういう話を最近、聞いた。つまり問題を抱えた人に対して、解決する答えを持っている人はその人、当人であるということである。問題を抱えたことで、そういう相談する機会や解決する機会を与えられ、それがきっかけでいろんなヒントの実践で、解決していく。それって、その問題の抱えた人が解決した理解するわけなので、これが解決する糸口はその人が知っているのである。
なんて、ちょっと理屈っぽい話をしてしまった。ん~、私が忙しくも、楽しくも、たいへんだと、やらないと、などと思っている課題がカトー折りだろうが、個人的なことであろうが、マンションの大規模修繕であろうが、それを進める方向はそう思っている人がその答えを知っているということで、解釈してもいい。
これはカトー折りの散歩道だから、そういう思考の寄り道をしてもいいですよね。つまり、実は、マンションの大規模修繕の専門委員である私は、そのバリヤフリーの推進で階段のスロープ化や、古くなった警報の電線管理問題など、とうとう放置できなくなった問題を解決することになりまして、結局は市の住まいの快適相談センター、無料法律相談センターに行くことにしたんですが、1つ行きましてね。これはね。目から鱗なんですよ。すごく明確な答えを得られまして、一つ前進したわけです。
それとカトー折りでも新聞紙と段ボールでつくるスリッパというテーマで取り組んだのですが、これも昨日、親子連れ、家族でブースに参加してくださり、スリッパ作りを楽しくすることができました。これも成果としてありました。そういうわけで、今朝は、一段落しておりまして、一息をつきながら、このコラムを書かせていただきました。(カトー折り 加藤 祐一)

■子どもとためす環境まつり
中央区ホームページ/第20回2023年子どもとためす環境まつりの開催 (chuo.lg.jp)

■今月のカトー折り
今月は、折り方ではなく、私が描いた漫画を添付します。
~新聞紙と段ボールのスリッパ、最高!~