マンションの安全と安心(第7歩)

照明と防犯

20年ぐらい前までは監視カメラの夜間撮像性能があまり高くなかったこともあり、マンション共用部あるいは駐車場の照明が暗いと防犯上問題ありとされてきました。警察庁の「安全・安心まちづくり推進要綱 照度基準」では、駐車場路面における水平照度を3ルクス以上、共用部での床面水平照度を20から場所により50ルクス以上と定めています。

感覚的には、都市部のほとんどのマンションではこの基準に照らして問題のない照明設備が設けられているようです。また、監視カメラも鮮明な夜間映像記録ができるようになっているので、明かりが点いてさえすればあまり照度の心配をしなくて済むようになりました。

ただ、専用庭あるいは植栽のある部分で影ができる場所がないかどうかは確認しておくべきかと思います。不審者の立場で考えて、自分の姿が見つけられなさそうな場所があれば低電力で寿命の長いLED照明の設置を考えましょう。(Yahosan)